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投げキス釣りの道具編

2010 年 5 月 10 日

 楽しい投げ釣り ―シロギスへの挑戦―

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スズキ目キス科キス属

? 「投げ釣り」の道具を整えよう
1 投げ釣りに必要な釣り道具

釣りをするには、釣る魚に見合った道具や仕掛け、エサなどが必要です。ここでは砂浜海岸からのシロギス釣りを対象とした、初心者用の投げ釣り用の道具を中心に説明します。

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(1) 投げ釣りの必需品

?サオ(投げザオ) 
?リール(スピーニングリール) 
?ミチ糸(ライン)  
?チカラ糸   
?オモリ(テンビンオモリ)  
?スナズリ(ヨリ糸)
?仕掛け巻き  
?仕掛け(ハリス=幹イト+枝ス+ハリ)  
?エサ


今月はYellow Guys 理事であり、神奈川県平塚市在住の
高沢鱚介氏が
キス釣りの道具編をお届け致します。!
高沢鱚介



 楽しい投げ釣り ―シロギスへの挑戦―
スズキ目キス科キス属

? 「投げ釣り」の道具を整えよう
1 投げ釣りに必要な釣り道具
 釣りをするには、釣る魚に見合った道具や仕掛け、エサなどが必要です。ここでは砂浜海岸からのシロギス釣りを対象とした、初心者用の投げ釣り用の道具を中心に説明します。
(1) 投げ釣りの必需品

?サオ(投げザオ) 
?リール(スピーニングリール) 
?ミチ糸(ライン)  
?チカラ糸   
?オモリ(テンビンオモリ)  
?スナズリ(ヨリ糸)
?仕掛け巻き  
?仕掛け(ハリス=幹イト+枝ス+ハリ)  
?エサ
(2) 常に用意しておくもの、あったほうが便利なもの

? サオ立て 
?クーラーボックス 
?ゴミ袋(ビニール袋) 
?エサ箱  
?手拭タオル 
?ハサミ 
?ハリはずし 
?指サック 
?サルカン(スイベル) 
?石粉(スベリ止め) 
?予備のミチ糸、チカラ糸、オモリ、スナズリ(ヨリ糸)、仕掛け?道具入れ(カバン)・・などがあります。
この他に、サオ止め用ベルト、ビニールバケツ、帽子、長靴、防寒コート、
サングラス、ケイタイ電話などもあったほうが良いでしょう。

2 投げ釣り必需品の選び方

釣り道具ほど細やかに、色々な種類があるものは他には無いでしょう。それは極端に言って、対象となる魚の種類と、様々な釣り方にあわせて道具が考案されているからです。当然、投げ釣りで、同じシロギスを釣るのでも色々な種類があります。
ここでは、初心者が100メートル位の距離を攻めることを前提として、まあまあ、これならばという「道具」を中心に選びたいと思います。ただ、安物で壊れ易く危険性があるものは避けたいと思います。また、高級品や、体力、技術が伴わないと使えないようなものなどは、もっと上達してから揃えることとし、ここでは省略します。

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今月はYellow Guys 理事であり、神奈川県平塚市在住の
高沢鱚介氏が
キス釣りの道具編をお届け致します。!
高沢鱚介



 楽しい投げ釣り ―シロギスへの挑戦―
スズキ目キス科キス属

? 「投げ釣り」の道具を整えよう
1 投げ釣りに必要な釣り道具
 釣りをするには、釣る魚に見合った道具や仕掛け、エサなどが必要です。ここでは砂浜海岸からのシロギス釣りを対象とした、初心者用の投げ釣り用の道具を中心に説明します。
(1) 投げ釣りの必需品

?サオ(投げザオ) 
?リール(スピーニングリール) 
?ミチ糸(ライン)  
?チカラ糸   
?オモリ(テンビンオモリ)  
?スナズリ(ヨリ糸)
?仕掛け巻き  
?仕掛け(ハリス=幹イト+枝ス+ハリ)  
?エサ
(2) 常に用意しておくもの、あったほうが便利なもの

? サオ立て 
?クーラーボックス 
?ゴミ袋(ビニール袋) 
?エサ箱  
?手拭タオル 
?ハサミ 
?ハリはずし 
?指サック 
?サルカン(スイベル) 
?石粉(スベリ止め) 
?予備のミチ糸、チカラ糸、オモリ、スナズリ(ヨリ糸)、仕掛け?道具入れ(カバン)・・などがあります。
この他に、サオ止め用ベルト、ビニールバケツ、帽子、長靴、防寒コート、
サングラス、ケイタイ電話などもあったほうが良いでしょう。
2 投げ釣り必需品の選び方
 釣り道具ほど細やかに、色々な種類があるものは他には無いでしょう。それは極端に言って、対象となる魚の種類と、様々な釣り方にあわせて道具が考案されているからです。当然、投げ釣りで、同じシロギスを釣るのでも色々な種類があります。
ここでは、初心者が100メートル位の距離を攻めることを前提として、まあまあ、これならばという「道具」を中心に選びたいと思います。ただ、安物で壊れ易く危険性があるものは避けたいと思います。また、高級品や、体力、技術が伴わないと使えないようなものなどは、もっと上達してから揃えることとし、ここでは省略します。

(1)サオ(投げザオ)
?サオの材質は大きく分けて「グラスロッド」と「カーボンロッド」があります。また、両方が混合されたものもありますが、細身で軽く、反発のあるカーボンを選びましょう。値段はメーカーによって違いますが、少々高くても上級品を選ぶべきです。将来にわたって、近場の予備サオとして使えます。

?サオの長さと強さですが、長さは、3.6m、3.9m、4.05m、4.2m、4.5mなどがあります。 強さは、「オモリの平均負荷」で表され、20号、25号、27号、30号、33号、35号、40号などと表示されています。メーカーによっては、英文字で、AXとかBX、EX・・などの記号表示もあります。また、サオの何処かに必ず、25−405とか、CX−425とかで、長さと強さが表示されているはずです。平均負荷とは、例えば、25号の表示なら、通常の投げ方で、その前後の23号から27号位までのオモリに適しているサオと考えてください。

?サオには3本(トップ、二番、元)のピースを継ぐ「並継ぎザオ」と、元ザオに収まってしまう「振り出しザオ」の二種類があります。余ほどの遠投を要しないならば振り出し竿で充分です。その方が場所を異動するときや、持ち運びに便利です。

?ここでは、長さは3.6mか4.1m、強さは25号か30号の範囲の組み合わせで選ぶこととし、実際に釣具店で振ってみて、自分の身長や腕力等からの感じをつかんでから決めてください。

  (2)リール(スピーニングリール)
?リールも色々ありますが、「投げ釣り専用」のスピーニングリールを選んでください。ミチ糸を巻くところを「スプール」といいますが、この構造によって飛びが違ってきます。投げ専用のスプールは、スムーズにミチ糸が放出されるように、溝が浅く多くはコップを伏せた形をしています。

?買うときは、自分が使うミチ糸の太さが、スプールに丁度200m巻けるものを選んでください。長く本格的にやる気なら、上級品を選んでください。値段は高いなりに性能も良く、予備のスプールも付いています。釣具店には旧型のものもあり、それらは買い得です。

?リールには、右巻きと左巻きがあります。利き腕で、サオとリールの基部を支えて投げ、余った手でハンドル操作をします。右利きならば左ハンドルを選んでください。最初のハンドリングはやりにくさを憶えますが直ぐになれます。

(3)ミチ糸(ライン)
?ミチ糸は、一般にナイロン系、フロロ系、ポリエステル系(PE)の三種類がありますが、細くて、丈夫で、アタリが抜群に良い「PE」ラインを選びましょう。価格はナイロンの数倍もしますが、それだけの価値はあると思います。太さは1号、1.5号、2号の中から選んでください。長さは200mが標準です。予備のスプールがあれば異なった太さのラインを巻いておくと良いでしょう。投げ釣り専用のラインは25メートル毎に色が違った色で染められており、4色で100メートル、これが2回で一巻200メートルとなっています。投げた距離を示すのに投げ釣りでは7色投げたとか、3色で喰ったなどと言いますが、これは25メートル×○色の距離なのです。憶えておいてください。

?一つだけ注意があります。ラインとチカラ糸が一体になった「テーパーライン」は買わないでください。チカラ糸はミチ糸と結んで使いますが、根掛りしたときは、その結節点が安全弁として切れてくれるのです。しかし、チカラ糸が一体となったテーパーラインでは、とんでもない高い位置などで、ちょっと弱った部分で切れたりしてしまいます。高価なラインが一発でオジャンになったりしてしまう危険があるからです。

(4)チカラ糸
?投げる際には、ラインに指先をかけて投げます。そのとき、細いミチ糸に指をかけて投げたらどうでしょう。細いラインは直ぐに切れてしまったり、ラインで指を切ってしまう危険もあります。そこで、オモリを振り切る瞬間に加わる力に耐えられるように、力が加わる部分が太く、ミチ糸と結ぶ側が細くなっているテーパー状となった「チカラ糸」が必要なのです。

?長さは13〜15m位で、ナイロンのものとPEがあります。本当はPEをお薦めしたいのですが、余りにも価格が高いので、ここではナイロン製で我慢しましょう。5本巻きとか10本巻きで売っていますが、取りあえず、12号(太い部分)〜2号(細い側)の「テーパー・チカラ糸」を買ってください。なお、PEが欲しいというのならば、太い部分が5号で、細い側が1.0号とか1.5号とか、既に買ったミチ糸と同じ太さのものを選んでください。

(5)オモリ(テンビンオモリ)
?オモリとテンビンは、元は別の物でしたが今は一体になっているものが主流です。また、種類や形、重さのものが多種あります。代表的なものとしては、オモリとテンビンが一体化した「固定式」のL型テンビンオモリ(富士・海草、ムクといわれるもの)や、「半遊動式」の富士ジェットテンビンオモリなどです。また、オモリとテンビンが別々になった湘南スペシャルなども最近人気があります。

?さて、ここでは、たくさんある中で一番普及している富士工業の「L型・海草テンビンオモリ」と、「ジェットテンビンオモリ」を選びます。取りあえず、20号、23号、25号、27号を数個づつ買ってください。

(6)スナズリ(ヨリ糸)
?これは正直言って無くてもかまいませんが、経験から見てお勧めするものです。これはテンビンの先に付ける30センチ位のヨリ糸で、その下に仕掛けを結びます。固いハリガネのテンビンと極細の幹イトとの間にあって空中でバランスを取ったり、回転する仕掛けのカラミを防ぐ役目をします。

?1.5号位のナイロン糸を自分で拠ってもいいのですが、市販品に硬めのホンテロンというナイロン糸でよった「1.2号×3本・ヨリ糸」があります。これを30センチ位に切って上部に20号位の「フック付きサルカン」を、下部には22号位の極小「サルカン」を付けて完成です。場合によっては、上部のフック付きサルカンは付けずに、テンビンに直付けしてもかまいません。

(7)仕掛け巻き
?仕掛けは、基本的には自分でオリジナルなものを作るものです。作った仕掛けのハリをサビさせたりしないように、また、使う時に取り出しやすく、使い易く整理しておく用具が「仕掛け巻き」です。ハリの種類やラインの種類、ハリの大きさや数など、それぞれに分けて整理しておきます。

?仕掛け巻きは色々とアイデア商品が市販されていますが、自分で工夫するのもよいでしょう。例えば、硬めのボール紙を1×5センチ角に切って、切片をたくさん造っておきます。これに、作った仕掛けを一つずつ巻き、種類別に名刺の空き箱などに入れて整理するのです。また、カラになったイト巻きに、紙テープと重ねながら順に巻き込むなどの方法もあります。

(8)仕掛け(ハリス=幹イト+枝ス+ハリ)
?いよいよ仕掛けです。仕掛けは、釣り人にとって釣果を左右する一番大事なものです。また、仕掛けには絶対というものもありません。釣り人の個性が強く出るのもこの仕掛けで、暇なときに作っておきます。仕掛け全体をハリスとも呼びますが、ナイロンの「幹イト」と、ハリを結んだ「枝ス」を組む(結ぶ)だけで、実に簡単に出来るものなのです。

?最近は、シロギス投げ釣り用の優れた仕掛けが売られています。当面の間は市販品でかまいませんが、その内にきっとそれでは飽き足らずに自分で作るようになると思います。取りあえずは市販品でよいのですが、必ず投げ釣り専用の「シロギス用のオリジナル」を選んでください。買う場合には蛍光玉やチチワ作り等は避けて、なるべくシンプルなものを選んで下さい。仕掛けに使用しているラインは、幹イトが1〜2号、枝スが0.8〜1.5号、ハリは6〜7号のものが適当でしょう。

(9)エサ
?関東での投げ釣りで使うエサの代表は「ジャリメ」で、常時必要とするエサです。国内で養殖されており、いつでも釣具店やエサ屋にあります。

?その他に、「アオイソメ」、「東京スナメ」、「岩イソメ」等があり、その日の、海水の温度や潮の濁りの状況で効果を発揮することがあります。

3 常に用意しておくもの、あった方が便利なものの選び方

投げ釣りに直接必要な道具を掲げましたが、釣行するには、この他にも常備しておきたいものや、あった方がより便利だというものが沢山あります。上記に列記したものの中で、若干説明しておいたほうが良いものを選んでみます。
(1)サオ立て
?サオ立ては、クーラーボックスの側や海に向けて立てます。ちよっとサオを立てかけたり、「待ち釣り」などの時には、無くてはならないものです。

?ステンレス製の錆びにくく、しっかりしたものを選びましょう。

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(2)クーラーボックス
?魚を釣っても保管するところが無ければ困ります。特に夏場はアイスクーラーが無ければ、折角釣った獲物が痛んでしまいます。保冷力のあるものを選んでください。

?クーラーボックスは、オモリや仕掛けなどの小物入れがあったり、エサ箱やサオ置きが付いたものが便利です。出来るだけ、それらが付いた「投げ釣り専用のクーラーボックス」を求めてください。

(3)ゴミ袋
?持ち込んだゴミを持ち帰るために絶対に必要です。朝、コンビニに寄った際、もう一枚、余分にポリ袋をもらうと良いでしょう。

?その袋をボックスクーラーに取り付けられるように、クリップなどをセットしておくと便利です。

(4)エサ箱
?エサ箱は中に仕切りの付いたものが良く、二つ用意したいものです。一つは、買ったエサをクーラーに保管するものです。もう一つは、常時使うエサを小出しにするもので、クーラーにセットして使うものです。

?出来れば、両方とも木製を選んでください。エサを元気に生かしておくには木製にかないません。

?クーラーにセットするエサ箱は、3〜4つの仕切りがあるとベターです。何種類かのエサと「石粉」を分けて入れられます。
(5)指サック
?投げる際にチカラ糸を支えるための、指にはめる皮革などで出来ているサックです。ただし、よほどの遠投でもしない限り不要です。慣れれば、指の痛さなどさほどでなく、指先から伝わる投げの感覚の方がより大切だからです。

(6)サルカン(スイベル)
  ?サルカンは、オモリや仕掛けが飛んでいく際に生じる回転をうまく調節するものです。小さなものから大きなもの、フック付きのもの、3本足のものなどがあります。号数が大きくなるほど形は小さくなります。

?チカラ糸に結びオモリを付ける場合は、フック付きの4号から8号位の大型の、丈夫なものを揃えてください。

?仕掛け、またはヨリ糸に付けて使う場合には、小型の22号位のフック付きと、24号位の普通サルカンを選んでください。

(7)石粉
?エサのジャリメなどはヌルヌルして掴みくいものです。石粉は字のように石のコナで、元々は工業用の研磨剤です。ノコギリ粉を使っている人もいます。

?使うエサに少々振りかけることによって、エサが滑らず「ハリ通し」がグット楽になります。何処にでも売っているものではありません。湘南の投げ釣り専門の釣り具店で求めてください。

(8)道具入れ
?投げ釣りでは、「シロギスは足で釣れ」の格言があります。余計な荷物はなるべく少なくすることは云うまでもありませんが、それでも必要なものが結構あります。そこで必要なのがツールボックスです。

?しかし、ボックスは意外と邪魔者になります。コンパクトに仕舞うには、布製のカバンかリュックサックが一番です。最近は、ポケットがたくさん付いたよいものが市販されていますが、釣り具屋にはあまり置いてないようです。

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(9)防寒具
?釣りは自然の中でのスポーツです。遮るものも少なく、気温が変ったり、風が出たりと、始終、外気の状況が変ります。夏であっても釣行時には必ず一枚、余分に風を通さないようなジャンバーなどを用意してください。 

(10)サングラス
?サングラスは、人相が悪くなるから嫌だという人、単に日差しが眩しいからかけるという人が案外多いものです。しかしそれは間違いで、将来の白内障とかの目の病気を予防するのだとマジメに考えてください。
UVカットのものや偏光グラスなど、なるべく良質なものを選んでください。





 今回の釣り名人は、シロギズ釣りの道具編を紹介しました。
次回も高沢鱚介氏のシロギス釣りを引き続き紹介したいと思います。

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